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特養天間荘 カメラ付き見守り、ショートで活躍

特養天間荘 カメラ付き見守り、ショートで活躍

 特別養護老人ホーム天間荘(静岡県富士市、入所80床+ショート20床)は利用者、職員の安心・安全を担保する取組みの一つとして、最新の介護機器を積極的に活用している。

 夜勤の負担軽減へ、3年前から導入しているのがアルコ・イーエックス(茨城県ひたちなか市、木田文二社長)の見守り機器「ペイシェントウォッチャープラス」。赤外線カメラがベッド上の動きを解析し、入床・就床・起床・離床を検知する。通知時には画像で利用者の様子が確認でき、訪室の判断を助ける。
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 施設サービス課長の稗島慎哉氏は「可視化できる点が最大の長所。以前はマットセンサーを使用していたが、誤報も多く負担になっていた」と話す。映像が残るため、転倒が発生した際の原因分析や事後対策も講じやすいとのこと。万が一利用者がケガをした場合は、虐待疑いの解消にもつながるという。

 天間荘では1月現在、同製品を12台設置。「特に、ショートステイの新規利用者は特養入所者より生活の情報が少なく、動きの予測がしづらいため、より有効に使える」と稗島氏は説明する。本体は可動式の専用支柱(写真)や、天井突っ張り型手すりに取り付けられるので、設置場所の変更が簡便。こうした点もショートでの利用に適しているという。

 さらに、Wi-Fi環境が十分整っていない同施設において、職員のPHSへ通知できることも選定の後押しに。「PHSは部屋番号の通知のみで画像が確認できないため、スマートフォンやタブレットと併用している。いずれはスマートフォン等へ統一する」(同氏)。来年度中には施設内のWi-Fiを完備し、将来的には同製品の全室導入も見込んでいる。

夜勤のハードルを下げる

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 現在、夜勤は2、3階の居室フロアに各2人、計4人体制。巡回は2時間に1回行っている。夜勤体制の確保は同施設でも課題の一つ。「未経験・無資格者を採用していくなかで、夜勤に抵抗がある人は少なくない」と同氏。実際に夜勤につくと、不安から必要以上に巡回してしまう職員もいるそうだ。

 こうした精神的な負荷を和らげることも見守り機器導入のねらいだと同氏は強調する。「機器を適切に活用し、夜勤の動き方や、訪室の判断基準などを職員間でマニュアル化していく。これにより、経験だけに頼らない夜勤が可能になる」。夜勤のハードルを下げることは、ひいては人材確保・定着に寄与すると語った。

(シルバー産業新聞2022年2月10日号)

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