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ワキタケアネット グループの総合力で積極的な事業展開を行っていく

ワキタケアネット グループの総合力で積極的な事業展開を行っていく

 ワキタ(大阪市、脇田貞二社長)は、今年3月末に全国で福祉用具のレンタル・販売卸事業を展開してきたニチイケアネットの全株式を取得。同社を完全子会社化し、介護事業のさらなる成長戦略を描く。ワキタケアネットの橋口茂博社長に話を聞いた。

――ワキタケアネットになるまでの経緯は。

 前身のニチイケアネットは、1998年、ニチイ学館を含む複数の事業会社からなる共同仕入れ機構ナウ・ネットとして設立された後、08年にニチイグループの完全子会社となり、福祉用具レンタル・販売卸の専門企業として、高品質な福祉用具を提供してきた。

 一方のワキタは、建設機械のレンタルや販売事業を軸に、19年に福祉用具レンタル・販売事業を行うサンネットワークリブを完全子会社化したことで介護業界に参入。介護事業の拡充を注力分野として掲げている。

 ニチイグループが、介護や医療、保育などの基幹事業への原点回帰戦略に基づき、グループ会社の再編を進めてきた中で、当社のさらなる事業拡大と、より良い職場環境の実現のためには、福祉用具事業の強化を掲げるワキタへの株式譲渡が望ましいとの判断になり、今年4月よりワキタケアネットとして再出発することになった。

――現在の経営状況について。

 北海道から九州まで、全国7エリアに支社と27カ所の営業所を設置している。売上高は22年3月期で51.65億円、経常利益は4.41億円となっている。

 福祉用具の消毒・洗浄システムは全国7カ所にある物流センターで一貫して行っており、作業工程ではシルバーサービス振興会の「消毒工程管理認定基準」に準拠し、お客様に安全・清潔な福祉用具を、日々お届けしている。

――今後の成長戦略は。

 以前は、人事体系などがニチイグループの中で組み立てられていたため、福祉用具レンタル卸業の働き方と合わない部分もあった。現在は外部のコンサルタントにも入ってもらい、人事体系や基幹システムの見直しなどのプロジェクトに取り組んでいる。今後は採用活動なども積極的に行い、各エリアでお客様との取引量を増やしていくことで、事業の効率性を高め、成長を加速させていく。

――グループ会社のサンネットワークリブとの関係について。

 現在はスタッフ同士の交流を深め、積極的な情報交換を行っている段階だ。同じレンタル卸会社ではあるが、福祉用具の管理の仕方一つをとっても、まったく違うやり方なので、互いの良い部分について積極的に取り入れ、コストダウンやサービスの質の向上につなげるやり方を探っている。

 ワキタグループの総合力でお客様を全面的にサポートできる体制が我々の強みなので、積極的な事業展開を行っていきたい。

(シルバー産業新聞2023年7月10日号)

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