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現役介護職が出張授業介護の魅力PR隊

現役介護職が出張授業「介護の魅力PR隊」

 埼玉県は、2014年の2月より、現場で働く職員が介護職の長所や特色を発信する「介護の魅力PR隊」事業を行っている。魅力的な職場づくりや介護職のイメージアップによる持続的な人材確保が目的で、県知事から任命を受けた職員がPR隊員として活動する。

 主な取組みは▽中学校・高校での出張介護授業▽大学・専門学校での就職ガイダンス▽ハローワーク等就職イベントでの講演▽県庁オープンデーなどでのイベント出展――等で、昨年度の活動実績は95回。現在は35人が任命を受けている。

授業受け「将来の選択肢広がった」

 5月9日、埼玉県立戸田翔陽高校の福祉科では県福祉人材センターとPR隊による出張授業が行われ、17人の生徒が受講した。

 1コマ目には、川口市の特別養護老人ホームで働きながら、PR隊として3年目の活動を迎えた小木愛絵さんが講義を行った。自身の業務内容や1日の流れ、仕事に対するやりがいなどを、写真を交えたスライドを使い発表。質疑応答では「給料はどのくらい貰えるか」「肉体労働はつらくないか」「今のうちからやっておくべきことはあるか」など、生徒から率直な質問が飛んだ。小木さんは「不景気などに左右されない安定した職業。私の職場では、髪色やネイルに対しても比較的自由な部分が多い」と、10代の生徒たちの気になる部分に対してもアピールした。

 2コマ目は、ゴーグルやおもりなど高齢者疑似体験セットを使用した実技。2人1組で、高齢者・介助者になりきって敷地内を周回した。階段では特に慎重な様子がみられ、介助者からは「身体を支えながら一段一段降りるたびに、すごくドキドキして神経を使う」と声が上がる場面も。

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 今回の出張授業に参加した生徒は「今まで介護職のことはほとんど知らなかったが、親身になって教えてもらえたので、身近な職業だと思えるようになった。福祉の仕事のやりがいも感じられ、将来の選択肢が広がった」と感想を述べた。

 小木さんは「普段の業務とは違い、大勢の人の前で話ができる新鮮な機会。介護業界はどうしてもマイナスイメージが先行しがちだが、良い部分や楽しい瞬間もたくさんあることを発信して、多くの人が興味を持てるきっかけをつくりたい」と、今後の活動に向けても意気込んだ。

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(シルバー産業新聞2023年6月10日号)

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