関西経済連合会 技能実習生受入れサポート

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関西経済連合会 技能実習生受入れサポート

 約1300の企業などが加盟する関西経済連合会(松本正義会長)は、介護事業所・施設へ技能実習生の受け入れをサポートする取り組みを行っている。

 ビジネス創出や経済活性化などを目指し、同会がアジア7カ国と協力し企業間の連携などを支援する「ABCプラットフォーム」の取り組みの一つ。環境保全や観光促進など7つある部会のうち、SOMPOホールディングス(東京都新宿区、櫻田謙悟社長)など10社・団体が参画する「医療・介護部会」が担う。同部会では、アジア諸国からの介護人材受け入れ環境整備などを図るため、各機関と準備を進めてきた。

 8月から始めた「外国人材受入プラン」では、主に関西エリアの介護事業所・施設を対象に、▽監理団体の紹介▽監理団体からの受け入れプランの提示▽技能実習生の住まいの確保――などでサポートする。

 同部会は、介護技能実習生の受入実績が豊富なウェルグループ(奈良市)など、4つの監理団体と連携。介護施設が監理団体を選びやすいよう、各団体が手数料や講習費、監理費などのコストをまとめた具体的な受け入れプランを明示する。その後受け入れが決まれば、監理団体がサポートし各工程を進めていく。

 技能実習生の住まいは、同部会メンバーのジェイ・エス・ビー(京都市、近藤雅彦社長)が賃貸住宅などを紹介する。同社は、学生向け賃貸物件や留学生対応の住まい紹介などで実績があり、自治体や不動産業者などと連携し、空き物件などの活用も図って住まいを確保する。

 ウェルグループの井村征路代表は、「技能実習生受け入れを検討する介護施設では、適切な監理団体を探すのに苦労しているという声をよく聞く。関経連のお墨付きをいただいた各団体がしっかりサポートするので、安心して相談してほしい」と話している。

 同プランのリーフレットは、こちらから。 
 問合せはジェイ・エス・ビー(電話075-353-7753)まで。

(シルバー産業新聞2021年10月10日号)

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