「人生100歳」に欠か せないスポーツの力
大会名誉副会長スポーツ庁長官 室伏広治
第35回全国健康福祉祭えひめ大会(ねんりんピック愛顔のえひめ2023)が、豊かな自然と多彩な文化・産業を有する愛媛県で盛大に開催されますことを誠に喜ばしく存じます。
「人生100歳時代」を、生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営むためには、スポーツが重要な役割を担っています。スポーツには、心身の健康を保持・増進し、人生を生き生きと豊かに充実させ、人と人、地域と地域の交流を促進し、活力に満ちた長寿社会を実現させる大きな力があります。
このため、スポーツ庁では、第3期スポーツ基本計画の下、一人でも多くの方が生活習慣の中でスポーツに親しみ、喜びを感じ、一人一人の人生や社会が豊かになる「スポーツ・イン・ライフ」の実現に向けた取組を推進しております。
本大会は、第72回国民体育大会 愛顔つなぐえひめ国体・第17回全国障害者スポーツ大会 愛顔つなぐえひめ大会のレガシーを継承し、生涯スポーツの推進などにつなげることが目標として掲げられおり、様々な活動を通して誰もが交流の喜びやスポーツの力を実感できる大変意義深いものと考えております。
全国各地から参加される皆様におかれましては、日頃の練習の成果を存分に発揮されるとともに、本大会のテーマ「ねんりんを 重ねた愛顔 伊予に咲く」のとおり、多くの方々と健康長寿のすばらしさを確かめ合い、スポーツや文化活動を通じた「愛顔」の輪を広めていただくことを期待しております。
結びに、本大会の開催に当たり、愛媛県、会場となる各市町をはじめとする関係の皆様の御尽力に対し、心から感謝を申し上げますとともに、大会の成功を心から祈念いたしまして、挨拶といたします。