シンエンス 日進「軽e」の取扱いを開始

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シンエンス 日進「軽e」の取扱いを開始

 電動車いす・カート卸のシンエンス(大阪府東大阪市、前田誠司社長)は、このほど日進医療器の介助用電動アシスト車いす「軽e(かるいー)」のレンタル卸での取扱いを開始した。

 電動モーターが介助操作をアシストし、車いすを押す介護者の負担を軽減してくれる同製品。ボタンは電源のひとつだけでわかりやすい。グリップにかかる力を検知し、操作を適切にアシストする。

 上り坂では車いすを押すのに必要な力を、発進時65%、定速走行時で80%軽減させる。芝生やカーペットなど抵抗が大きな路面でも軽い力で進むことが可能だ。

 逆に、下り坂では車いすがゆっくり後進するようにサポート。介護者がうっかり手を放してしまっても、自動ブレーキがかかるので安心。実用登坂角度は14度で、従来より短いスロープでも上ることができる。

 リチウムイオンバッテリーを採用し、長時間・長距離の使用が可能。バッテリーの充電時間は4時間。2時間でおよそ70%充電できる。3Dバックサポートなど、姿勢保持や体圧分散性にも優れている。

 前田社長は、同製品の取扱いを始めた理由について「介助用の電動車いすはこれまで他社の定番製品を取り扱っていたが、メーカー側で販売終了になってしまっていた。しかし、介護者の負担を軽減し、安全な走行をサポートする介助用電動車いすには現場からは根強いニーズがある。充実した機能を搭載した軽eを扱うことで、そのニーズにしっかりと応えていきたい」と説明する。

 問合せは同社(TEL06・7664・8811)まで。

(シルバー産業新聞2023年3月10日号)

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