注目の記事 PICK UP!

訪看と電話対応の分業化、最優秀賞に 看護業務アワード

訪看と電話対応の分業化、最優秀賞に 看護業務アワード

 日本看護協会(福井トシ子会長)は1月19日、看護現場での業務改善を表彰する「看護業務効率化 先進事例アワード」を都内で開催した。最優秀賞には、訪問看護ステーショントータルケア(埼玉県所沢市)の「365日24時間の電話対応専属スタッフによる訪問看護ステーションにおけるタスク・シフト/シェア」が選ばれた。

 同事業所では昨年4月に電話対応専属部署を立上げ。看護師が訪問中などに電話でケアが中断されないよう、看護業務に集中できる体制を整えた。これにより看護師1人あたり1日90分の電話対応時間の削減に。さらに残業時間は月平均22時間から8.5時間への短縮につながった。

 「予定外に時間を取られなくなったことで、訪問計画も組みやすくなった。担当の看護師になかなか電話がつながらないという利用者・家族の不安も解消できる」と運営会社Le-caldo(リカルド)の若松冬美社長は説明した。

Le-caldo若松社長

Le-caldo若松社長

 電話対応スタッフは看護師資格を持たないため、部署立上げにあたっては電話対応マニュアルを作成。電話・会話の接遇マナーや、▽体調に関する問合せ▽訪問日の変更依頼▽他事業所からの問合せ――など、問合せの種類に応じた対応の手順も明記している。

 若松社長は「地域の特性に沿ったマニュアルへ随時アップデートしていきたい」とコメント。同様の課題を抱える他事業所へのサポートも今後の展望だと述べた。

 このほか優秀賞4事業所、奨励賞2事業所、特別賞2事業所が表彰された。

 2019年度に始まった同アワードは、看護職がより専門性を発揮できる働き方の推進や生産性向上、看護サービスの質向上を目的に、業務効率化に資する取組みを選考・表彰・周知するもの。過去の受賞者・取組み内容は同ポータルサイトにて検索できる。

日本看護協会 「看護業務アワード」
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/work_efficiency/award/recent.html

(シルバー産業新聞2023年2月10日号)

元のページを表示 ≫

関連する記事

続きを見る(外部サイト)

関連記事

  1. 《ねんりん競技》護身道を極める ブレない身体と心/藤井和之さん(鎌倉市)

  2. 「ハラスメント」訪問系の潜在的課題か 京都ヘルパー協

  3. 犬と一緒に最期まで暮らせる有老ホーム「アプルール秦野」/栗原道子(連載18)

  4. Kabuku Resort 「三重県志摩の自然の中でグランピング体験を」

  5. 福祉用具、物価高騰で1割強が上限価格アップ 半年ごとの実態把握へ

  6. LIFE様式はケアプラン改善の重要ツール 三重県鈴鹿市 「鈴鹿グリーンホーム」

  7. 施設長は設計技師 コロナまん延防ぐ

  8. ズレずにソフトな座り心地 「ピタ・シートクッション Wブレス」 =日本ジェル=

  9. クラスター発生で医療班派遣 要請から24時間以内に

PAGE TOP