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フロンティ「 オートフローECOシステム」 水光熱費削減に貢献 使用感はそのままに上下水道代大幅削減

フロンティ「 オートフローECOシステム」 水光熱費削減に貢献 使用感はそのままに上下水道代大幅削減

 昨今の物価高騰により、介護サービス事業所・施設での水光熱費の節約は欠かせない取り組みだ。フロンティ(名古屋市、服部紀夫社長)は、米国製の水量調整バルブを活用した「オートフローECO システム」を取り扱い、大手鉄道系・銀行系企業をはじめ、多くの導入実績を持つ。節水効率は平均10~ 30%で、設置後はメンテナンスフリーで効果を出し続ける。同社の服部社長と導入施設に話を聞いた。

初期投資のみで年間10~30%の節水効果

フロンティ 服部紀夫社長

フロンティ 服部紀夫社長

 1984年に当社を設立し、米国イートン社製の、水量を一定に保つ定流量コントロール機器を使用した「オートフローECOシステム」の輸入・施工を始めた。以降40年、大手鉄道系、銀行系をはじめとした3000施設以上での導入実績をもち、多くの企業の節水に貢献し続けている。
 同システムの特長は、一旦設置すればメンテナンスフリーで節水効果が持続する定流量コントロール機器にある。中央付近に3つのオリフィス(穴)と、周辺に3カ所のスリットを持つ内部フィルターが水圧で変化する構造で、目詰まりなどのトラブルを回避しながら、一定の水量に自動調整する。
 どのような蛇口にも設置可能で、290種余の製品で最大水量を0・06~240リットルまで細かく設定できる。
施設への導入時には、水量・水圧の使用感を変えずに、10~30%の節水率を提案している。例えば、年間の水道料金が600万円とすると15%の節水率で、約90万円のコスト削減に。施設規模などにもよるが、1年半~2年間で初期費用を回収した後は、経費削減効果の継続により純益を生み続ける。
定流量コントロール機器 設置個所ごとに水量を調整する

定流量コントロール機器 設置個所ごとに水量を調整する

使用状況とデータから最適な条件を提案

 当社では、施設内のすべての水道・蛇口を調査し、設置箇所ごとに個別に流量を設定。長年のノウハウをもとに、「調理の際、もっと水量がほしい」などの要望にも応え適正水量を提案している。
 水道の使用量は、利用者の数など経営状況や季節にも左右される。見積もりの段階で、少なくとも過去1年間、可能なら過去3年間の水道使用量をもとに節水効果を予測する。
 複数の事業所がある場合、代表的な1施設に当システムを導入し、節水効果を確認した上で、他施設についても検討してもらっている。
 依頼主との面談、設置後の検証なども含めて、通常1カ月以内に施工が完了する。

水回りの環境整備を卸価格で提供

 過去には鉄製の水道管の錆による目詰まりがよく見られた。そこで、当システムをトラブルなく運用するために、劣化した水道管や蛇口など水回りの提案もしている。
 当社は各種メーカーとも提携しており、蛇口などの製品を卸価格で提供。工事費はシステム導入費用に含まれており、別途徴収しない。
 近年、高齢者施設で水回りの設備が耐用年数を迎える中、節水対策と併せて利用してもらいたい。(談)

事例①大手銀行系列T社

 大手銀行系列T社では、自社ビルへのオートフローECOシステム導入を契機に、フロンティと提携し、顧客へ同システムの提案を行う。担当者に聞いた。

自社ビルへの導入実績から協業

 当社は、大手銀行の施設管理部門が独立・創業。独立元の銀行の系列施設をはじめ、現在は東名阪で約2000件の施設管理を行う。
 協業のきっかけは、オートフローECOシステムを自社ビルに導入し、17%の節水効果が得られたことだ。現在、一部上場企業など100近くの施設で、同システムの導入実績がある。
 導入企業には、節水データの提示とデモを行い、確実な節水効果を確認してもらう。さらに導入後も1年間の追跡調査を行い、効果の検証を徹底している。
 施工後に万一のことがあれば信用に関わる。10年以上施工に関わっているが、全くトラブルはない。(談)

事例②センチュリークリエイティブ

センチュリークリエイティブ 湯浅幹之社長

センチュリークリエイティブ 湯浅幹之社長

 東海エリアを中心に介護事業を展開するセンチュリークリエイティブ(三重県桑名市、湯浅幹之社長)は、運営施設でオートフローECOシステムを導入する。湯浅社長に話を聞いた。

型にはめず生きがいもって暮らせる施設に

 当社は、2002年に三重県名張市で認知症グループホームを開設したことを皮切りに、東海地方を中心に介護事業を展開する。
 法人として「ケアeスポーツ協会」を立ち上げ、施設間をオンラインで結んで大会を開催するなど、イベントにも力を入れている。
 「高齢者はこうあるべき」と型にはめないことで、利用者や家族、従業員も笑顔で取り組める。

サービス還元の理念で節水にも取り組む

 余剰収益は利用者へのサービスとして還元しなければならない。そのために、節電や節水など現実的な方法で企業努力する必要がある。
 当社では、8施設でオートフローECOシステムを導入しており、水圧や、触った感じも全く違和感なく、利用者からのクレームもない。設置個所により年間10~30%の節水効果が得られており、1~2年以内で設備投資が回収できる計算だ。
 節水に伴って給湯量も減り、ガス代の節約にもつながる。SDGsの観点からも、資源の有効活用につながるはずだ。

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