埼玉県社協「介護すまいる館」 介護ロボット50製品を無料貸出

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埼玉県社協「介護すまいる館」 介護ロボット50製品を無料貸出

 埼玉県社会福祉協議会が運営する「介護すまいる館」では、昨年8月より介護ロボットの展示や相談窓口、無料貸出に取り組んでいる。現在、無料で貸出可能な介護ロボットは50製品に及ぶ。厚生労働省の「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業」に基づく事業で、介護すまいる館のような相談窓口は全国に13カ所設定されている。

 無料で貸出しを行っている製品は▽HAL腰タイプ介護・自立支援用(サイバーダイン)▽ロボットアシストウォーカーRT.2( RT.ワークス)▽DFree(トリプル・ダブリュー・ジャパン)▽リリアムスポット2(リリアム大塚)▽ベッド内蔵型見守りセンサー「iサポート」搭載Xシリーズ(シーホネンス)▽ペイシェントウォッチャープラス(アルコ・イーエックス)▽バスアシスト(ハイレックスコーポレーション――などの50製品。

 同館では移乗支援のロボット機器の問合せが特に多いという。「製品が想定より大きく、自施設の居室では使いにくかった」など実際の使用感を購入前に確認できるのが無料貸出のメリットだ。

 同協議会の山野邊明美主任は、「相談は、ロボットの導入を決めていて具体的な機種の絞り込みなどで来られるケースが多いですが、『介護ロボットって本当に使えるの?』などざっくばらんな相談でも構いません」とし、気軽に足を運んで欲しいと呼びかける。介護ロボット以外にもおよそ1200点の福祉用具なども常時展示。

 アクセス・開館時間の確認、問合せは同館サイト(http://www.fukushi-saitama.or.jp/site/care-smile/)より。

(シルバー産業新聞2021年9月10日号)

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