安心安全なトイレ環境で排泄の自立を支援 プライバシーに配慮した見守り機器活用 特養「みさよはうす富久」(東京都新宿区)
社会福祉法人シルヴァーウィング(石川公也理事長)が運営する特別養護老人ホーム「みさよはうす富久」(東京都新宿区)では、排泄自立に向けた安全なトイレ環境づくりとして、赤外線センサによるプライバシーに配慮したトイレ見守り機器「kizkia-Knight(きづきあ‐ないと)」(製造・販売:三菱電機インフォメーションシステムズ)を導入している。
特に排泄ケアは、尊厳にかかわる行為であるとともに、トイレは1人で過ごす時間があるため転倒や容態急変などのリスクを軽減する環境が重要だった。
そこで、東京都の「次世代介護機器導入促進支援事業」(地域医療介護総合確保基金「介護ロボット等導入支援事業」)を活用して、三菱電機インフォメーションシステムズの「kizkia-Knight T」を10台導入した。
プライバシーに配慮したトイレ見守り
また、居室には「kizkia-Knight R」を設置することで、ベッド周辺の異常動作検知や見守りにも活用できる。
介護ロボットと人を有効活用し24時間の見守り実現
また、トイレへの入室状況の確認や、長時間滞在検知、転倒検知機能で早期対応に繋がり、職員の負担や心理的なストレスの軽減にも繋がった。
「人の目では24時間常に見守り続けることはできない。介護ロボットやICTで補うことで、より安全性の高いケアに繋げることができている」(石川理事長)
1人でも安心・安全に利用できるトイレへ
「万が一のためだとしても、排泄中にドアの近くに人(職員)がいるのは落ち着けるトイレ環境とは言えない。利用者のペースで落ち着ける安全なトイレ環境を整備できた」(石川理事長)。
今後は同法人が運営する別の特養2カ所でも介護ロボット等支援事業を活用して同製品のトイレと居室への導入申請を行う予定。
「排泄支援は人間の尊厳にかかわる重要なケアであり、いま最も力を入れている。その他機器も上手く組み合わせながら、職員の負担軽減、利用者の満足度向上に繋げていきたい」と語る。
AI×見守りサービス kizkia-Knight ~トイレの見守り ~
居室での見守りにAI映像解析機能を搭載した「kizkia-Knight R」
AI×見守りサービス kizkia-Knight ~ 居室の見守り ~
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