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東京都中小企業振興公社 防災製品実用化に最大1350万円

東京都中小企業振興公社 防災製品実用化に最大1350万円

 東京都中小企業振興公社は都内中小企業向けに、都市防災力を高める優れた防災技術・製品の実用化を支援する助成事業「先進的防災技術実用化支援事業」のエントリー受付を4月12日に開始した。期限は6月30日。エントリーを行った企業は7月1~6日に申請書を提出し、審査等を経て助成が決定される。助成額は最大1350万円。①改良・実用化経費1000万円(助成率3分の2以内)②先導的ユーザーへの導入費200万円(助成率2分の1以内)③展示会出展・広告費150万円(助成率2分の1以内)――をそれぞれ助成限度額とする。 

 対応分野は「自然災害」「事故災害」「その他災害」の大きく3つ。自然災害では地震災害、風水害、火山災害に加え、今年度新たに土砂災害を設けた。また、その他災害では感染症も対象としている。

 昨年度実用化された「防災頭巾になるクラッチバッグ」(アクシス社製、税込3万6600円)は、普段はクラッチバッグやインナーバッグとして利用し、非常時はファスナーを開いて空気を入れれば防災ずきんに早変わり。GPSも内蔵し、居場所の早期確認を助ける。

ポンプインエアーマット クリアワイド

ポンプインエアーマット クリアワイド

 また、昨年度に実用化された「ポンプインエアーマット クリアワイド」(イガラシ社製、税込3960円)はポンプ内蔵型のエアマット。避難所や車中での休憩・睡眠の環境をサポートする。サイズは約182㎝×56㎝×6㎝。袋から出し、手で押すとわずか4~6分で膨らむ。収納もコンパクト。

 詳細は同事業ウェブサイトにて。

 問合せは同公社(TEL03・3251・7894、メールjosei@tokyo-kosha.or.jp)まで。

(シルバー産業新聞2022年5月10日号)

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