訪看と電話対応の分業化、最優秀賞に 看護業務アワード
日本看護協会(福井トシ子会長)は1月19日、看護現場での業務改善を表彰する「看護業務効率化 先進事例アワード」を都内で開催した。最優秀賞には、訪問看護ステーショントータルケア(埼玉県所沢市)の「365日24時間の電話対応専属スタッフによる訪問看護ステーションにおけるタスク・シフト/シェア」が選ばれた。
「予定外に時間を取られなくなったことで、訪問計画も組みやすくなった。担当の看護師になかなか電話がつながらないという利用者・家族の不安も解消できる」と運営会社Le-caldo(リカルド)の若松冬美社長は説明した。
若松社長は「地域の特性に沿ったマニュアルへ随時アップデートしていきたい」とコメント。同様の課題を抱える他事業所へのサポートも今後の展望だと述べた。
このほか優秀賞4事業所、奨励賞2事業所、特別賞2事業所が表彰された。
2019年度に始まった同アワードは、看護職がより専門性を発揮できる働き方の推進や生産性向上、看護サービスの質向上を目的に、業務効率化に資する取組みを選考・表彰・周知するもの。過去の受賞者・取組み内容は同ポータルサイトにて検索できる。
日本看護協会 「看護業務アワード」
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/work_efficiency/award/recent.html
(シルバー産業新聞2023年2月10日号)








