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東京都大田区のケアマネ研修 寸劇仕立ての動画を事業所に配信

東京都大田区のケアマネ研修 寸劇仕立ての動画を事業所に配信

 東京都大田区では、都の「保険者と介護支援専門員が共に行うケアマネジメントの質の向上ガイドライン」に基づき、2018年度から大規模な研修会(「ケアプラン点検」)を開いている。今年度の最後の研修では、「みんなで学ぼう!ケアプラン点検~事業所内でもやってみよう~」とし、寸劇仕立ての動画配信で事業所に訴求した。

 大田区では、▽各事業所から提出されたケアプランの点検▽ファシリテーターの養成(主任介護支援専門員)▽ケアプラン点検で選出された好事例を用いたグループ討議――の3つをケアプラン点検に位置付けている。実施するのはNPO法人大田区介護支援専門員連絡会(浜洋子代表、約130事業所が加盟)で、主任ケアマネジャーが担う。

 今年度の研修テーマは「自立支援を目的として、訪問介護・リハビリテーション・福祉用具を導入した事例」で、対象者は管理者または主任ケアマネ。点検方法は、従前のケアプランと、その従前のケアプランに対するリ・アセスメント支援シートと基本情報シート、新たなニーズを抽出して作成したケアプラン、の3つを提出する。それを3名で点検し、確認シートに記載し、講評して返却するという流れ。

 今回の研修では前半で「ケアプラン点検の結果報告」が、後半で「ニーズから優先順位・長期目標を考えよう」というグループワークが行われた。ケアプラン点検では、第1表、2表、3表の記述についての結果が公表された。第1表では「課題分析の結果」を記載しているプランが増えてきているが、反面、2表では「ニーズが整理できていないケース、リ・アセスメントから反映(転記)されていないケース、ニーズから長期目標、短期目標への展開が不十分」というケースが多かったとしている。

寸劇でグループワーク
 現場のケアマネが、ニーズ把握から目標設定が苦手という実情を踏まえ、事例をもとにオンラインでグループワークを行った。「きちんと食べられるようになりたい」「入浴できるようになる」「一人で歩けるようにんあって欲しいという夫の要望」などのニーズから一つを選び、各事業所に居ながら目標設定に取組んだ(オンライン参加者数は272人)。その際、ケアマネが先輩、後輩に扮し、質問しながら結論を導くという方法が取れた。参加者からは、分かりやすく、また楽しく伝わったと好評だった。

個別避難計画始まる
 また、大田区では、今年度から個別避難計画の作成に取り組んでいる。2022年度は居宅介護支援事業所に委託し、作成を希望した約60人の個別避難計画を作成した。
優先的に作成を支援する対象者は、「家屋倒壊等氾濫想定区域の木造家屋に住んでいる要介護3から5の人」「浸水想定区域等の低層階にひとり暮らしをしている要介護5の人」「土砂災害警戒区域にひとり暮らしをしている要介護5の人」としている。来年度も対象者を拡大し、引き続き行っていく予定。

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